【太陽光発電】ティーエスピー：ペラペラ太陽光×蓄電池で余剰電力を三市場活用する新電力経営モデル

ティーエスピーが、超薄型・超軽量パネル「ペラペラ太陽光」と系統用蓄電池を組み合わせた法人向け「次世代型・需要家併設系統用蓄電池」モデルを12月に立ち上げる。工場や倉庫、沿岸部の施設など、屋根強度や立地の制約からガラス製パネルの設置が難しかった建物にも再エネ導入を広げる構想となる。ペラペラ太陽光を過積載して自家消費量を高めつつ、土日や昼間に生じる余剰電力を系統用蓄電池に蓄え、需給調整市場・容量市場・卸電力市場の三つの市場で運用する仕組みを採用する。数億円規模の初期投資を前提にしながら、FITに依存しない収益源の確保と脱炭素経営の両立を狙うモデルとして位置づける。

ペラペラ太陽光は厚さ2～3ミリ、最軽量で平方メートル当たり2.87キロ台の設計とし、旧耐震基準の建物や5階建て以上のビル、海から50メートル以上の塩害リスクがある建物など、従来の設置困難エリアへの展開を想定する。スレート・折板・陸屋根に加え、壁面やカーポート、ビニルハウスへの施工も可能とし、全国27社の施工チームで対応する体制を整える。発電した電力は自家消費に加え、停電時の非常用電源としても活用し、BCP強化にもつなげる構えとなる。電気料金の高騰とカーボンニュートラル要請が強まるなか、電力コスト削減・環境貢献・非常用電源確保・市場取引ビジネスを一体で提供する選択肢として、蓄電ビジネスの新たな投資モデルを訴求する。

【出典】
▷ペラペラ太陽光｜余剰電力を捨てずに再利用「ペラペラ太陽光×系統用蓄電池」初期投資数億円規模のハイブリッド電力経営モデルがスタート
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。